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本能のままに生きた母

44 :次男:2018/06/13(水) 20:34:50.92
43の続き

何度も訪れている母には見分けが付いたらしいが、確か施設へ行ってしまってから祖母と2〜3週間会っていなかった俺には全く見分けが付かなかった。

母「ほら、あのテーブルの…」

と言って特定のテーブルの目の前まで来ても俺はそれがあの祖母だと確信するまで時間がかかった。

目の前で見ても少しの間、これがあの祖母だ!と確信が持てずに眺めていると、

母が「ほら、ばあちゃん、俺と来たよ!」と俺の中では祖母ではない、見た目のおばあさんに一生懸命説明して、あまりわかっていないながらも俺の方を見たその老人こそ、よくよく見ると確かに祖母であった……

なんて言えばいいのか難しいが、ボケながらも家に居た時の祖母と、施設に入ってしまった祖母はまるで別人のような風貌になってしまっていた。

髪の白さもことさら白くなっているようで、ボサボサ感もすごい。
顔の表情も感情が無くなり、なにより、その場にいた十数人のおばあさん方は(爺さんもいたと思うが)、全員同じ顔に見えた…。

おれは何故かまた込み上げてくる涙を堪えつつ、家に居た時以上に無表情になってしまった祖母に軽く話しながら泣くのを堪えていた。

続く

45 :次男:2018/06/13(水) 20:39:53.83
44の続き

これは後に母が言っていたが、俺と同じように初めて施設に訪れた姉はひたすら号泣していたらしい。
本稿とは関係ないので掘り下げないが、一般的に見てちょっとイカれてる姉に対しては俺は少し引いているのだが、この、施設内の光景を見て涙が止まらなかったという一点においては共感できると思った。

そして、俺が28の時に祖母は衰弱により87で他界、翌年、喉頭癌だった祖父は89で他界した。

続く

46 :次男:2018/06/13(水) 20:58:51.99
45の続き

ほぼ一年差で仲良く(?)旅立った祖父母。

介護する必要のなくなった母は再び北の大地へ戻っていった。

別に死にゆく祖父母(母にしてみれば両親)をダシにしていた訳ではないが、不倫成立当初から雪国での生活に拒否反応を示していて、いずれは地元へのカムバックを夢見ていた母にとっては、これでかなり実家(地元)への帰宅を正当化する理由がなくなってしまった。

しかし、思わぬ形で母の野望である、<実家(地元)への帰還>が実現する事になる。

なんと、旦那の出資にて我が家の最寄駅そばで、スナックを始める!と言い出したのだ。

これより、最終章へと向かいます。

続く

47 :名無しさん:2018/06/15(金) 15:19:08.36 ID:FmWKfzy7D
まっとるで〜

48 :名無しさん:2018/06/18(月) 12:57:34.72 ID:bM4fIZWYT
早よ!!早よw!!

49 :名無しさん:2018/06/20(水) 15:17:10.82 ID:kVjr26/5A
色んな家庭があるもんだよなぁ

50 :名無しさん:2018/06/20(水) 16:57:21.63 ID:EeALxmT93
待ってるぞ!

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