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本能のままに生きた母

44 :次男:2018/06/13(水) 20:34:50.92
43の続き

何度も訪れている母には見分けが付いたらしいが、確か施設へ行ってしまってから祖母と2〜3週間会っていなかった俺には全く見分けが付かなかった。

母「ほら、あのテーブルの…」

と言って特定のテーブルの目の前まで来ても俺はそれがあの祖母だと確信するまで時間がかかった。

目の前で見ても少しの間、これがあの祖母だ!と確信が持てずに眺めていると、

母が「ほら、ばあちゃん、俺と来たよ!」と俺の中では祖母ではない、見た目のおばあさんに一生懸命説明して、あまりわかっていないながらも俺の方を見たその老人こそ、よくよく見ると確かに祖母であった……

なんて言えばいいのか難しいが、ボケながらも家に居た時の祖母と、施設に入ってしまった祖母はまるで別人のような風貌になってしまっていた。

髪の白さもことさら白くなっているようで、ボサボサ感もすごい。
顔の表情も感情が無くなり、なにより、その場にいた十数人のおばあさん方は(爺さんもいたと思うが)、全員同じ顔に見えた…。

おれは何故かまた込み上げてくる涙を堪えつつ、家に居た時以上に無表情になってしまった祖母に軽く話しながら泣くのを堪えていた。

続く

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