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本能のままに生きた母

112 :次男:2018/07/11(水) 23:07:06.58
111の続き

しかし、夢ではなかった。

あの時ほど、「夢だ!良かった!」と思ったことは後にも先にもない。
でも、夢ではなかった。

そう思った刹那、正面にある病院待合室の無機質な時計が先程から大して進んでない時刻を指しながら動いており、俺の隣ではか細く検査の詳しい結果を待ち続ける母の弱々しい姿があった。

いい加減、待たされ疲れ、たまに通りかかる看護師らしき人に声をかけたりしたが、そうした所で物事が早く進むこともない。

そんしながら、徐々に俺も母も軽い冗談的な、小笑を交えながら明るめな話もできるようになって来た。

今更だが、母はネアカと言って良い女性だ。
俺も少し血を引いているのか、文句や悪口的な事は言いながらも、最終的にはお笑い話で終わらせる、というような比較的ポジティブな思考、話術ができる方だと思っている。

この時も、待ち疲れ、ネガティブでいることにも疲れ途中から母とぶつぶつ待たされてる事の文句など言いながら、2人で軽く笑いながら話せるようになっていた。

朝から来た病院で、時刻はもう夕方にさしかかろうとしていた。

やっとお呼びがかかり、この後の流れを医者から聞くことになるが、当然のように即入院。
出来る限り早い段階で即手術となるそうだ。

末期癌といって差し支えないと思い、末期と前述したが、医者からは末期癌という単語は使われなかった。
しかし、ご家族などが癌にかかったりでご存知の方もいると思うが、癌の進行度を4つの形で表す言葉で、ステージ4だと言われた。

ステージは1〜4の4段階で、1が一番軽い症状らしい。
要するに末期だという事。

続く

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