■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
ゴルゴ「キュゥべえだと……?」(改稿版)第一部
- 43 :56513:2017/04/24(月) 07:21:37.34 ID:BFt+kkjbE
- 「?」
突然、暗い空間内にかすかに響いたくぐもった破裂音と、続いて起こった、鈍い何かに物が当たったような音の連続に走る二人は思考停止してその足を止めた。
「何……? 今の変な音」
非常灯のぼんやりした光を頼りにきょろきょろ周りを見回してさやかが言う。
と、二人の鼻に下の方からつんとした火薬の臭いが届いてきた。その臭いの筋の感覚をたどって下の方に顔を向ける二人。
「きゃあぁぁぁぁぁぁっ!」
「うわっ!」
まどかが抱いていた小動物の小さい額に風穴が空いていた。目には見えないものの、火薬の臭いの煙はそこから立ち上っているようだった。
「どうしよう! きっと死んじゃった!」
叫ぶまどか
「うわ……あまり血は出てないけど……これは死んだかも。とにかく急いでここから出てお医者さんに見せよう!」
「うん!」
さやかの言葉に、小動物を大切そうに抱きかかえたまままどかは強くうなずき、二人は再び走り出した。
総レス数 51
37 KB
新着レスの表示
掲示板に戻る
全部
前100
次100
最新50
read.cgi ver 2014.07.20.01.SC 2014/07/20 D ★