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ゴルゴ「キュゥべえだと……?」(改稿版)第一部

12 :56513:2017/04/24(月) 06:49:46.63 ID:BFt+kkjbE
「しかしおじさま、使い魔相手とはいえ、あの結界の中で逃げおおせるなんて……。それにその銃……」
「!」
 ゴルゴは思わず手に握っていた銃を見つめた。

 少女は目を細めた。同時に先ほどから浮かべている微笑みが一層深いものとなり、きゅっと口角が柔らかく吊り上がる。
あまりの異変に、我を忘れ、うっかり地を見せてしまったという体のゴルゴの顔から、彼が手に持ち、見つめている銃へと視線を移し、また彼の顔へと戻す。
「何か特殊な事情のようですね――それともご職業? 私は詮索しませんが、くれぐれもここで物騒なことはなさらないでくださいね」
 顔を向けたゴルゴと目が合うと、彼女はにっこりと微笑み返した。

 そんな彼女を見て、ゴルゴはゆっくりと銃を懐に戻した。
「遅くなったが感謝する……」
「いえ、どういたしまして」
 マミは目を閉じ、ぺこりと礼儀正しく頭を下げる。
 そこにいきなり、異様な長さの垂れ下がった耳を持つ奇妙な白い動物がひょこっとマミの背中から肩越しに顔を覗かせた。
「マミ、何とか間に合ったようだね。お手柄じゃないか」
「!?」

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