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ゴルゴ「キュゥべえだと……?」(改稿版)第一部
- 11 :56513:2017/04/24(月) 06:48:55.38 ID:BFt+kkjbE
- 少女はゴルゴから数メートル離れた正面に立つと、垂れ目気味の穏やかな目ながら、自信に満ち溢れた微笑みの表情で口を開いた。
「私の名前はマミ。信じられるかわかりませんけど、魔女たちを退治する魔法少女の仕事をしています。
もっともこの結界は使い魔達だけのようですけどね。めぼしいのは全部倒しましたしもうそろそろ結界が元に戻る頃ですわ」
「……?」
ゴルゴが、相手の言ったことが理解できず、なおも上に銃口を向けた銃を右手で隙無く握りしめていると、
「ほら」
マミと名乗った少女が微笑んだまま顔を振り仰いだ。
すると、周囲のどぎつい極彩色の風景が、暗い闇の方になっている上の方から明るい下の方へと、徐々に筋が溶け出すように放射状に崩れて行き、
その過程からドームのように彼らを覆っていたとわかる奇妙な空間がやがて完全に消え去ると、
また元の見滝原市への入り口の、ぽつぽつと街灯が立っている街外れの廃工場前の夜闇の中に立っていた。
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