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俺がかつていた塾の話をスレの人たちが聞いてくれるスレ

1 :名無しさん:2016/08/13(土) 00:51:50.35 ID:n6fz7ZwIA
いまだに納得してないんだ
よかったら聞いてください

16 :名無しさん:2016/08/13(土) 01:47:08.65 ID:n6fz7ZwIA
釈然としないまま家に帰ると、母親が誰かと電話していた
俺に気づくと、電話の相手に俺が帰ってきたことを伝えてから俺に受話器を渡した
電話の相手は明智だった
「どうしたんですか?」と俺は聞いた
「織田、おらんかったやろ?実はな・・・織田、失踪した」
明智の言ったことが、一瞬よく分からなかった

17 :名無しさん:2016/08/13(土) 01:48:12.96 ID:n6fz7ZwIA
この時間だし見てる人いないのかな・・・まぁいいや、1人でも誰か見ててくれたら嬉しい

18 :名無しさん:2016/08/13(土) 01:52:06.69 ID:n6fz7ZwIA
見ててくれている人がいたら申し訳ない
次のレス少し遅れます

19 :名無しさん:2016/08/13(土) 02:09:17.31 ID:n6fz7ZwIA
戻りました、では続き書きます

20 :名無しさん:2016/08/13(土) 02:11:27.79 ID:n6fz7ZwIA
織田と数日前から連絡がとれない
家にいっても誰もいない
どこに行ったのかは誰も分からない
明智の話はだいたいこういうことだった

21 :名無しさん:2016/08/13(土) 02:14:46.26 ID:n6fz7ZwIA
俺は呆然としていた
「なんで?」という疑問が頭に浮かんだ
織田にもう一度塾に入ることを伝えたとき、彼はやる気に満ちあふれていた
失踪する人間には見えなかった
俺が塾に入ると伝えたあの日からなにがあったのだろう
わけが分からなかった

22 :名無しさん:2016/08/13(土) 02:15:48.42 ID:n6fz7ZwIA
あ、質問あったらいくらでもしてくださいね
というかしてほしい!

23 :名無しさん:2016/08/13(土) 02:21:04.04 ID:n6fz7ZwIA
明智は申し訳なさそうに「ごめんな落合・・・」と電話越しに謝ってきた
別に明智は悪くないし、謝られても逆にこちらが申し訳なくなった
そのあと、明智に「織田失踪してしまったけど、塾はどうする?このままおるか?英語の先生は俺が声かけて新しい講師を新しく入れるし、その子は織田の教え子だから織田とも教え方似てると思うし・・・どうする?」と聞かれた
俺は「考えておきます」と返事をここでも保留した

24 :名無しさん:2016/08/13(土) 02:23:37.99 ID:n6fz7ZwIA
明智との電話が終わると、慌てて織田にメールを送った
しかし、向こうに送信できなくなっていた
電話もつながらなかった
明智の話は本当だった、と俺は呆然とした

25 :名無しさん:2016/08/13(土) 02:31:49.73 ID:n6fz7ZwIA
何で織田が失踪したのか、原因かは明智も分からないと言っていた
俺もまったく想像がつかなかった
結局数日後、塾はやめると明智に言った
明智は「勉強分からなくなったら来いよ、お前が中学のころ一緒にこの塾で勉強してた白田と仲上と中野はまだここの塾に入ってるから遠慮しなくていい」と言ってくれた
中学の頃塾で仲良かった白田と仲上と中野はまだこの塾にいるのか・・・と初めて知って驚きつつ、明智に礼を言った
それでこの事件は終わるはずだった

26 :名無しさん:2016/08/13(土) 02:34:27.39 ID:n6fz7ZwIA
ある日、学校から帰ってきて勉強しているとメールが来た
携帯を開くと、それは織田からのメールだった
ドキドキしながらメールを開いた

27 :名無しさん:2016/08/13(土) 02:38:20.65 ID:n6fz7ZwIA
それは、塾に誘ったのにこんなことになった件についての俺への謝罪の文だった
俺は織田が無事で本当に嬉しくて急いでなんで失踪したのかと聞いた
返信はすぐに来た
内容は「会って話そう」というものだった
日時と場所を決めて、会うことになった

28 :名無しさん:2016/08/13(土) 02:42:18.69 ID:n6fz7ZwIA
俺と織田は仲が良かった(まぁ織田は塾に通っていた生徒全員と仲良かったんだけど)
でも仲が良くても俺は織田になんて声をかければいいのかわからなかった
一度は失踪した人間だ、かなり落ち込む出来事があったに違いない
そうして待ち合わせ場所のモスバーガーで待っていると織田は来た

29 :名無しさん:2016/08/13(土) 02:44:31.04 ID:n6fz7ZwIA
俺の顔を見て織田は嬉しそうに笑った
俺も笑いかえした
思っていたより元気な様子で「おごったるわ、なに食べたい?」と聞いてきた
俺はジュースとポテトをおごってもらって席に着いた

30 :名無しさん:2016/08/13(土) 02:49:02.20 ID:n6fz7ZwIA
まず最初に織田は謝ってきた
「俺が塾に誘ったのにこんなことになって申し訳ない」と
織田を責めるつもりなんか一切なかった
ただ、なぜ失踪したのか知りたかった
俺は聞いた
「なんで失踪したん?」
織田は「俺、実はな・・・失踪なんかしてないねん」と言った

31 :名無しさん:2016/08/13(土) 02:49:09.64 ID:kcIstggpO
織田にいったい何があったんだ?

32 :名無しさん:2016/08/13(土) 02:54:00.00 ID:n6fz7ZwIA
俺は「え?」と疑問に思った
「だって携帯もつながらなかったし、明智も失踪したって言ってたのに・・・?」
織田に尋ねると、
「携帯はその時は出られない状況だった・・・心配かけてごめんな」
その「出られない状況」というのは今でもよく分からないがその時の俺は納得した

33 :名無しさん:2016/08/13(土) 02:56:03.70 ID:n6fz7ZwIA
>>31
今からちょうど織田に起こったことについて話すところです
端的に言えば織田は裏切られました
初めて質問してくれてありがとう!

34 :名無しさん:2016/08/13(土) 03:00:20.03 ID:n6fz7ZwIA
「でも明智が織田は失踪したって・・・最近塾の生徒全員に配ってる『織田が失踪したことについての謝罪文』もわざわざ明智は俺の家まで送ってきてくれたし・・・」
俺がそう言うと織田は言った
「そんなもんも配ってるのか・・・さすがやな」

35 :名無しさん:2016/08/13(土) 03:05:22.45 ID:n6fz7ZwIA
「どういうこと?」
俺は意味が分からず聞いた
「俺が失踪したとかいう話は全部明智の嘘や」
「え、え、どういうこと?」
織田は言った
「明智はな、塾長の俺を追い出すためにこんな俺が失踪したとか嘘ついたんや」

36 :名無しさん:2016/08/13(土) 03:16:21.64 ID:n6fz7ZwIA
事の発端は織田が久しぶりに会って俺を塾に誘った日より以前にさかのぼる
織田には塾を作ったときの設備費やら塾の部屋代などで貯金はさほどなかったらしい
しかし、いつからか生徒が全員帰ると明智がこう言って織田を責めるようになったらしい
「お前、こんな塾作れる金あるし生徒もそこそこいるし儲けてるだろ、塾増やそうぜ」

37 :名無しさん:2016/08/13(土) 03:20:43.95 ID:n6fz7ZwIA
織田は当然断ったらしい
彼に入るお金は、他の塾講師の給料や設備費で削られてあまり多いものではなかったのだ
しかし、明智はそう言われても納得しなかった
明智は塾を広げてもっと金を儲けたかったらしい
明智は織田に断られると言った
「じゃあ通帳見せろや」

38 :名無しさん:2016/08/13(土) 03:25:11.05 ID:n6fz7ZwIA
それも織田は拒否した
当然だ、通帳などはっきり言って友人にも見せるものではないだろう
しかし明智はそれを聞くと
「実は隠してるから見せられないんだろ?汚い奴だな」
と言ってさらに織田を責め立てたという
小早川はというと、彼の信条「強い方につく」という考えに則って明智を助ける発言ばかりしていたらしい
情けない話だ

39 :名無しさん:2016/08/13(土) 03:27:40.90 ID:kcIstggpO
そして明智は豊臣に追い出されると・・・

40 :名無しさん:2016/08/13(土) 03:29:46.82 ID:n6fz7ZwIA
そんなある日、塾のコピー機が壊れてしまった
この塾は生徒が勉強したい学習書のページを自由にコピーさせて勉強させていたのでなんとかして新しいコピー機を据え付けなければならなかった
生徒もそれを望んでいた
そして、痛い出費だったがなんとか新しいコピー機を据え付けた
生徒達は喜んだ
しかし、この日から明智はさらに織田を責めるようになる

41 :名無しさん:2016/08/13(土) 03:30:59.15 ID:n6fz7ZwIA
>>39
俺や仲間もなんとかして豊臣になろうとしたんだけどね・・・
おいおい書きます

42 :名無しさん:2016/08/13(土) 03:35:29.51 ID:n6fz7ZwIA
「コピー機買うお金あるんだろ?やっぱりいっぱいお金持ってるくせに隠してるんだな」
塾に新しいコピー機を据え付けたその日、生徒が全員帰った後明智は織田を責めた
明智はこの頃、家を買ったので金が必要だったのだろう
そのためにも塾を広げてさらに金を儲けることに執着していた

43 :名無しさん:2016/08/13(土) 03:40:45.32 ID:n6fz7ZwIA
豆知識と言っていいか分からないが、織田の話では塾を作るには最低でも200万円が必要らしい
コピー機を据え付けるのに払うお金とわけが違う
織田はやはり断った、断るしかなかった
そんなある日、家に帰ると珍しく実家の妹から電話があった
「どうした?珍しい」
「・・・なんか明智っていう人が来て『織田君の通帳あったら持ってきてください』って言ってきたんだけど。お兄ちゃんの通帳とか知らんし断ったら『また来ます』って・・・怖いんだけど」
妹の言葉に、織田は唖然としたという

44 :名無しさん:2016/08/13(土) 03:44:48.33 ID:n6fz7ZwIA
なんだあいつ・・・
明智の行動にさすがの織田もムカついたらしい
明智に「さすがに実家行くのはやめろ」と言ったらしい
しかし明智はそれに「じゃあ通帳見せろ」と返した
もうめちゃくちゃだった

45 :名無しさん:2016/08/13(土) 03:50:24.18 ID:n6fz7ZwIA
それからも明智の織田家の実家通いは続いたらしい
「通帳どこか知ってない?」
「織田の今の住所知ってない?」
「じゃあまた来る」
明智はこんなことを言って織田の実家に通い詰めたという
織田の妹しかいない時間を狙ってやってくるため織田の妹が応対せねばならず、妹は疲れ果てていたという
そしてそれが織田が塾から去ることに決めた最も大きな原因だろう

46 :名無しさん:2016/08/13(土) 03:59:35.12 ID:n6fz7ZwIA
「もういい加減に俺の実家通うのはやめろ」
織田は言った
「じゃあ塾やめて俺に塾長の座を渡せ」
いつからか、「通帳を見せろ」という要求から「塾を俺に譲り渡せ」という要求に変わっていた

47 :名無しさん:2016/08/13(土) 04:03:07.28 ID:kcIstggpO
明智を首にできなかったのかな

48 :名無しさん:2016/08/13(土) 04:10:18.59 ID:n6fz7ZwIA
自分の家族にも迷惑をかけている・・・そう実感した織田は塾をやめる決心をした
明智からも、小早川からも、引き止めの言葉など一切なかったという
そして明智は織田が携帯に出られない状況になるのを知っていたのか、織田が携帯に出られなくなると即座に塾の生徒に「織田が失踪した」と説明したわけだ
普通なら生徒の俺たちもその説明を疑っていただろう
しかし、織田と携帯が本当につながらないその状況は、その説明に信憑性を持たせた
そして俺たちはまんまと明智にだまされたというわけだ

49 :名無しさん:2016/08/13(土) 04:16:13.38 ID:n6fz7ZwIA
>>47
結論から言うと明智は首にできなかった
最初に書いた、納得してないってのはこれも理由の一つなんだ
夜遅くまで話を聞いてくれてありがとうございます
無責任だけど寝てしまったらごめんなさい

50 :名無しさん:2016/08/13(土) 04:21:29.42 ID:n6fz7ZwIA
この話を聞いて俺は本当に驚いた
織田を疑うことなどしなかった
なんというか、織田の説明の方が俺にはしっくり来たのだ
「ああ、だからあんなに準備が良かったのか!」
そう、バカな俺でも違和感をおぼえた点が明智の説明にはあったのだ

51 :名無しさん:2016/08/13(土) 04:28:45.34 ID:n6fz7ZwIA
>>23の、明智が新しい英語の講師を塾に入れるというところだ
いくら織田の教え子だからとはいえそんな失踪が発覚してからわずか1日か半日の間に講師として雇う話をし、承諾を取り付けるなどはっきり言って準備が良すぎると思っていた
まるで織田がいつかやめるのを分かっていたかのようだ
そう、実際に明智は織田の塾長の座を奪う気で、織田を塾から追い出す気だったからこそそんなに準備が良かったのだ

52 :名無しさん:2016/08/13(土) 04:37:19.51 ID:n6fz7ZwIA
「携帯がつながらないっていうのはどこで知った?」
今度は織田が俺に聞いてきた
「自分で連絡してつながらなかったのもあるけど・・・最初は明智から連絡がとれないって話を聞いた。なんで織田が失踪したのかも分からないって」
「なんで失踪したか分からない・・・よく言えるな」
織田は苦笑した
「これ、見てみろ」
織田はさらに、自身の話が真実であるという証拠を見せてきた
それは織田と明智のLINEだった

53 :名無しさん:2016/08/13(土) 22:10:08.91 ID:AaNJh1wkd
続きはよ

54 :名無しさん:2016/08/13(土) 23:42:25.53 ID:jVABUZSIo
こんな内輪もめやってて
生徒にちゃんと勉強を教えられるんかね

55 :名無しさん:2016/08/14(日) 09:03:44.34
そんな大人の事情を、高校3年生相手に詳細に語るものなのか?

56 :名無しさん:2016/08/14(日) 16:04:04.05 ID:fsWxoLq08
落合博満の講演
「私には、ひとりも友達はいません」
おいおいおい
「英語のテストは、必要を認めないので白紙で提出」
おいおいおい。
「自殺も考えました」
おいおいおい
『プロボーラー』になろうとしましたが、受験料がなくて。
おいおいおいおい

57 :名無しさん:2016/08/14(日) 17:46:01.89 ID:PYI13MLu8
早く続きを書かないと、
実は織田は下血で入院していて、検査してみたら
なんてことはない、ほんの痔だった。
みたいな話に改変するぞ

58 :名無しさん:2016/08/15(月) 01:16:39.20 ID:m8T+TsiU0
書けるかな・・・

59 :名無しさん:2016/08/15(月) 01:20:52.00 ID:m8T+TsiU0
書けた!
ID変わってるけど1です
なんか書き込もうとしても「あせらない、あせらない」とか出てきて書き込めなくなってて・・・
まだ読んでくれている人がいるかもなので、続き書きます

60 :名無しさん:2016/08/15(月) 01:27:47.47 ID:m8T+TsiU0
>>54
この内輪もめが起こってる時期には塾入ってなかったからそこのところはよく分からない・・・すまぬ・・・でも中学の時教えてもらってたけど明智は確かに有能だった
>>55
俺には語ってくれた
織田には俺を一度塾に誘ったのになにも言わずに辞めたことへの罪悪感があったんだと重う
ちなみに織田は他の信頼できる数人にもこの話を教えてる
>>57
めちゃくちゃw

61 :名無しさん:2016/08/15(月) 01:28:13.28 ID:m8T+TsiU0
>>56
落合すごいね・・・

62 :名無しさん:2016/08/15(月) 01:32:42.70 ID:m8T+TsiU0
明智はLINEでも織田にとんでもないことを要求していた
「塾やめるのはどうでもいいけど二度とこの塾に足を踏み入れないっていう誓約書を書け」
織田は「なんでそんなものを書かないといけないのか」って返してたと思う
ここで俺は明智に本気でムカついた
塾を作ったのは織田なのに、この言いぐさはなんだ
さんざん人の実家に通い詰めて織田の家族にも迷惑をかけたのにこの言いぐさはなんだ
腹が立って仕方なかった

63 :名無しさん:2016/08/15(月) 01:43:44.81 ID:m8T+TsiU0
織田はスマホをしまって少し笑いながら言った
「なんか今あの塾では俺が海外の大学で勉強してるっていう噂が流れてるらしい」
「なにそれ、どこから聞いたんそんな話」
「中野のお母さんから。中野の妹はまだあの塾通ってるからな、それでこの件について謝罪をかねて全て話した。そしたらそんな噂が流れてるって教えてくれた」
中野というのは>>25で言った、中学の時塾で仲が良かった子だ
俺は明智の言葉を思い出した
「そういえば中野もまだ塾におるって、明智が言ってたな・・・」
「いや、中野は今は塾入ってないで?妹は入ってるけど」
「え?」
織田はさらっと言ったけど、俺はその言葉で、さらに明智に腹を立てた
中野が塾に通ってる・・・これもまた嘘だったんだなと

64 :名無しさん:2016/08/15(月) 01:53:27.36 ID:m8T+TsiU0
そのことを織田に話したら織田は笑った
「あ、あと白田と仲上、その2人が塾に通ってるっていうのは嘘じゃない、まぁ事の真相知ってやめたけどな」
「あ、あいつらもこの件について本当のこと知ってるんか・・・あとこの件について本当のこと知ってるのはどれくらいおるん?」
「お前が知ってる奴やったら・・・おまえと白田、仲上、中野、あとは竹山と真田くらいかな」
竹山と真田は中学のとき塾で知り合った俺の先輩だ

65 :名無しさん:2016/08/15(月) 02:21:27.34 ID:m8T+TsiU0
あれ・・・書けてる?

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